京葉ガス RECRUITING INFORMATION

CAREER MODEL キャリアモデル

ガス会社としてガスの安定供給を目指し、社会インフラの整備という社会貢献を果たす。
導管工事部
本管工事グループ
久保田 大祐
2003年入社
2003年7月~2006年3月 法人営業部産業グループに配属。
工場向けの営業を担当する。
2006年4月~2013年6月 導管工事部本管工事グループ第二チームに異動。
低圧中圧工事を担当する。
2007年7月に新潟県中越沖地震が発生、災害復旧応援メンバーとして復旧工事にあたる。
2013年7月~2016年6月 第2中央幹線工事の担当へ部内異動。
新設600A中圧工事の施工管理業務に従事する。
2014年~2015年には新設橋梁(妙典橋)建設現場でのガス管添架を経験する。
2016年7月~2018年5月 幹線プロジェクトチームに部内異動。
大多喜ガス様と共同での幹線共同準備室(なのはなパイプライン株式会社の前身)にて、新設600A高圧幹線敷設に向けたルート選定及び占用協議業務に従事する。
2018年6月~2019年6月 なのはなパイプライン株式会社設立に伴い、同社に出向。
占用協議業務を継続し、新設600A高圧幹線の着工に向けた業務に従事する。
2019年7月 出向から戻り、導管工事部本管工事グループに配属。
チームリーダーとなり、現在に至る。
01 エンドユーザーと接する営業の最前線で、キャリアの基盤を築く。

大学院では融合理工学を専攻し、地震被害を予測する構造解析などを研究していました。就職活動では社会貢献度の高い鉄道、ガス、電気などの社会インフラ業界を中心に回りました。当社供給エリア内の浦安出身ということもあり、京葉ガスの存在はよく知っていました。人事部との面接を通して、自分のフィーリングとマッチしたというのが、入社を決めたいちばんの理由です。中学・高校・大学とバレーボールをやっていて、当時の人事部長もバレーボールの経験者で、面接でバレーボール談義をしたことを覚えています。親しみやすい雰囲気を持った会社だなと思いました。入社前はもちろん、供給部門を希望していましたが、配属されたのは工場向けに営業を行う法人営業部でした。正直、驚きましたが、この3年弱の営業経験がその後のキャリアの基盤になったと思います。ガスや工場設備の知識はもちろん、人との接し方など、先輩や上司、お客さまから、さまざまなことを学びました。そして何よりも実際に都市ガスを使うエンドユーザーの方々と交流できたことで、自分の仕事の意義や役割を自覚できたと思います。とはいえ、工場向けの都市ガスへの切り替え営業は、もともとすぐに成果がでるものではなく、何年も通ってようやく成約に至るという根気のいるものでしたが、異動前に、担当のお客さまから成約をいただき、切替工事を無事に終えた時は、嬉しかったですね。

02 大小さまざまな規模の工事を経験し、
導管建設のエキスパートの道へ。

入社4年目に、導管工事部本管工事グループに異動。導管工事部は「導管(道路に埋設された輸送ガス管)」に関わる工事の設計、施工管理や工程管理を担う部署です。私は当社供給エリアの北部(松戸市・柏市など)を担当するチームに配属されました。この時期に印象に残っているのは2007年7月に発生した新潟中越沖地震での現地復旧作業です。当社の災害復旧応援部隊のメンバーの一人として新潟に派遣され、現地のガス会社の方とともに、ガス管の復旧作業にあたりました。私自身の派遣期間は約2週間の期間でしたが、担当エリアの復旧率が0%から徐々に上がっていく様がテレビでも報道され、人々の生活を支える社会インフラの重要さ、その仕事に従事することのやりがいと誇りを改めて感じました。その後も大小さまざまの導管工事に携わりました。一口に導管工事と言っても、ガス管の種類、口径の大小、圧力の違いなどにより、工事の規模や方法も違ってきます。口径が大きくなれば、それだけ工事の規模も大きくなります。またステークホルダーも増えると、調整・折衝も複雑になり、工程管理の難易度も高まっていきます。規模の小さい工事から始め、徐々に大規模な工事を任されるようになり、導管工事のエキスパートとして成長していった時期でした。

03 より難易度の高い工事や特殊な工事を経験し、
さらなるキャリアアップへ。

入社11年目に、第2中央幹線工事の担当へ部内異動。第2中央幹線は当社供給エリアを縦断する輸送幹線です。当社供給エリアの北端にある北柏供給所(柏市柏の葉)から、南端の浦安供給所(浦安市舞浜)を結び、全長60㎞を超える基幹導管で口径も600A(60㎝)と大きく、当社供給エリア全体に都市ガスを安定的に供給するための重要な導管ネットワークの一つになっています。最も印象深い工事は、2014年から2015年にかけて、新設橋梁であった妙典橋建設現場を経験したことです。妙典橋は全長600mを超え、幅12m、市川市の江戸川に架かる橋です。橋桁にガス管を添架するもので、河川上で進められている橋梁建設に合わせての施工管理はこれまで経験したことのないものでした。この規模の新設橋梁は、当社供給エリアでは今後計画はなく、非常に貴重な経験をすることができたと思います。

04 他社ガス会社との共同事業を経験。
部下・後輩たちを育成する立場へ。

2016年、都市ガスの原料となる天然ガス(LNG)を安定的に供給するため、富津LNG基地から姉崎火力発電所まで、大多喜ガス様と共同で天然ガス用のパイプラインを建設する計画が持ち上がりました。その幹線共同準備室のメンバーの一人に選ばれ、新設600A高圧幹線敷設のため道路管理者等との占用協議業務に従事しました。2018年5月には、このパイプラインを建設・運営する「なのはなパイプライン株式会社」が大多喜ガス様との共同出資で設立され、約1年間は出向という形で業務に従事しました。このパイプライン建設は現在も継続中で、2022年度の完工を予定しています。このプロジェクトでは他のガス会社と共同で大規模な工事にあたるという、貴重な経験をさせてもらいました。異なる企業文化を持った会社と共同での仕事でしたが、人々の暮らしを支える社会インフラを整備するという、同じ志を共有し、同じ目的を持って仕事に取り組むことができ、大変充実し、成長させて頂いた3年間だったと思います。2019年7月に、現在の本管工事グループに戻りました。戻ると同時に、同グループの第二チームのリーダーを任され、6名のメンバーが担当する工事案件の統括・管理業務を行っています。

※所属箇所名については、過去分も含め2022年1月現在の組織名称で表示しています。

今後の展望

3年弱の営業経験を経て、約15年間導管建設分野の業務に携わってきました。この15年間、本当に様々な導管工事の経験をさせてもらったと思います。規模はもちろん、特殊な工事や他社との共同事業など、非常に貴重な経験が出来ました。今後はこの経験を活かしていきたいと思っています。人々にガスを安心・安全に使用して頂くため、ガスの安定供給と供給基盤の強靭化は今後も変わらぬ、私たちの使命です。個人としては部下・後輩たちの育成という役割もあります。最近は、人を指導する難しさを痛感しつつも、やりがいも感じています。これまで積んできたキャリアや経験をしっかりと育成に活かす、それが今後の重要な課題であり、次のキャリア目標だと思っています。

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