京葉ガス RECRUITING INFORMATION

CAREER MODEL キャリアモデル

ガス会社としてガスの安定供給を目指し、社会インフラの整備という社会貢献を果たす。
供給企画部 
供給技術グループ
大塚 泰洋
2002年入社
2002年7月~2007年10月 供給企画部人財育成グループに配属
ガスの開閉栓業務、定期保安巡回業務(※1)、緊急保安業務などの講習トレーナーとして従事
2007年11月~2011年3月 供給保安部お客さま保安グループに異動
定期保安巡回やガスメーター検定満期取替え(※2)の管理業務を担当する
2011年4月~2015年6月 供給企画部供給技術Gに異動
供内管工事(ガス管工事)とガスメーター施策を担当する
2015年7月~2017年3月 導管工事部内管工事センターに異動
チームリーダーとして施工管理業務に従事
2017年4月~2020年3月 一般社団法人日本ガス協会に出向し、都市ガス業界の緊急保安・防災を担当する
2018年に発生した大阪北部地震では現地に派遣され、災害復旧の取りまとめ役として従事
2020年4月~2021年6月 京葉ガスに帰任
供給ネットワーク部ネットワーク整備グループのチームリーダーに着任
2021年7月 供給企画部供給技術グループに配属
グループマネージャーとなり、現在に至る

※1 ガス事業法等に基づき、4年に一度お客さまのご自宅に伺い、ガスもれ検査、給排気設備の調査を行うこと

※2 計量法に基づき、ガスメーターを検定満期(7年または10年)で取り替えを行うこと

01 人財育成から現場作業の業務を経験し、
自身のキャリアを築く

大学院では土木工学を専攻しており、様々な種類の土の強度について研究を行っていました。
生活基盤を支える鉄道やエネルギー業界といったインフラ事業に興味があり、そのような業界を中心に就職活動をしていました。就職活動を行う中で私の地元、松戸市にガスを供給している京葉ガスを知り、会社説明会や面接に参加する中で、フレンドリーかつ対等な目線で丁寧に説明をする姿勢に好感を持ち、入社したいという思いが強まったことを覚えています。
入社後、研修期間を経て供給企画部人財育成グループに配属となりました。導管工事関係の仕事を第1希望としていましたが、研修期間中に人に教えることについて興味を持ち始めていたので、与えられた良いチャンスだと考えました。
保安講習トレーナーとして業務を行っていく中で苦労した点は、私より知識も経験もある方々に対して研修を行わなければならなかったことです。経験不足を解消するため現場作業に同行したり、先輩トレーナーの話し方を真似したり、他社の研修方法を学んだりと自身のスキルアップのため日々勉強していました。
そして入社5年目に供給保安部お客さま保安グループに異動し、定期保安巡回やガスメーター検定満期取替えの管理業務の担当となりました。
この時に東日本大震災を経験しました。発生した際はお客さまのガス漏れ等を点検する部隊に所属し、浦安市を中心に大型ショッピング施設などのガス漏れ調査作業に従事しました。この時は早期の復旧を目指して日々勤務形態を変えながら昼夜問わず会社一丸となって作業をしていたことを覚えています。

02 忙しくも充実した時間を過ごした日々を経て、
チームリーダーに

震災の復旧がひと段落した2011年4月に供給企画部供給技術グループに異動となり、供内管工事とガスメーター施策担当として約4年間所属しました。復旧対応中の異動であったため、仕事の引き継ぎが大変だったことを覚えています。
また初めて供内管工事に携わったのですが、異動したタイミングで工事システムの切り替えがあったため、何もわからない状態でシステムの確認や改修作業を行わなければならず、日々上司や先輩に教わりながら仕事をしていました。ガスメーター施策においては、休眠中(お客さまがガスを使用していない状態)のガスメーターの検定満期取替えを廃止する等の効率化に取り組んでいました。
業務も多く正直いうとかなりハードな時期でしたが、今も会社で活躍されている上司や先輩など周りのメンバーに恵まれました。この業務についてはこの人の右に出る者はいないといえる、会社の中でも有数の知識を持つ方と一緒に働くことができたというのは私の財産だと思います。社会人生活で一番充実した時間を過ごせたと思っています。
その後、家庭用の工事を担当している部署に異動となり、チームリーダーに就任しました。
今まで後輩といえるメンバーが1人だけであったため、チームを束ねることができるか不安でした。
異動先では家庭用工事の施工管理業務を担当したのですが、仕事を覚えながら日々業務を行っていたので、チームのメンバーから相談を受けたとき、どのように対応すればいいのか苦労しましたね。
ただ、現場対応やガス工事については前の部署で経験しており、自身の知見を活かすことができたので、最初にリーダーの経験を積むには最適な配置をしてもらえたのかなと考えております。

03 出向を経験し、更なるキャリアアップへ

その後一般社団法人日本ガス協会(以下「JGA」)に出向しました。出向の内示を告げられた時はかなり驚きました。
JGAでは都市ガス業界の緊急保安・防災を担当していました。緊急保安・防災といってもその範囲は広く、地震、津波、豪雨や弾道ミサイル攻撃に関する対応など様々な業務がありました。
その中の1つとして、ガス事業者の復旧応援に関するルールブックの作成に携わりました。ガス事業者の文化として災害時に助け合う文化があるのですが、その際に適用するルールの制定を行いました。
2016年に発生した熊本地震の経験や知見をルールブックに盛り込み、次回に活かせるものを作ることを目標にしました。その後、2018年に大阪北部地震が発生した際には現地部隊の取りまとめ役として1週間ほど現地に滞在しました。中でも、全国各地のガス会社から応援に来た派遣者を現場ごとに振り分ける業務は大変でしたが、非常に勉強になりました。各社からの協力もあり、約10万戸の災害復旧を7日間で完遂することができました。今までの災害復旧の中で一番早いスピードと言われています。
出向したことで、同じく出向中の大手ガス会社の優秀な方々と肩を並べて仕事ができ、京葉ガスの外に出たからこその経験ができたと感じています。また自社のことだけではなく、ガス業界全体を考えられるようになり、常に情報収集を心掛けるようになりました。
今でも出向中にお世話になった方と連絡を取り合ったり情報交換をしたりと良好な関係が続いています。こうしたかけがえのない出会いもあり、非常に実のある時間を過ごすことができました。

04 リーダーからマネージャーという
マネジメントを行う立場へ

3年間の出向を終え、供給ネットワーク部の本支管工事計画部門のチームリーダーとして京葉ガスに戻ってきました。直後に新型コロナウイルスが蔓延し緊急事態宣言が発令される未曾有の事態となりましたが、リモートワークを取り入れるなど柔軟に対応する事で業務を止めることなく進める事が出来ました。
道路に埋設される本支管の工事に携わったのは初めてで、設計から契約まで様々な部署が絡むので業務全体の流れを掴むためにかなり勉強しました。帰任した時には私と近い年代の方々が供給部門の主要メンバーとして活躍していたため、わからないことは周りの方に聞き、助けてもらっていました。
その後2021年7月に供給企画部供給技術グループのマネージャーとなり現在に至ります。チームリーダーとは違い、メンバーの育成や労務管理など、幅広くサポートする必要があり、日々マネジメント業務の重要性を実感しています。現在はガス工事全般の施策立案や、スマートメーター導入に向けた検討、スマート保安技術の試験導入検討等を指揮し、10名のメンバーと共に業務を遂行しております。

※所属箇所名については、過去分も含め2024年7月現在の組織名称で表示しています。

今後の展望

私の部下として供給技術に携わった方々にはプロフェッショナルになっていただきたいと考えております。特にガス工事やガスメーターに関する業務については人財の育成がなかなか難しいのですが、自身が歩んだように、企画を行う部署に従事し、その後現場のチームリーダーを経て、マネージャーとして仕事ができるような人を育てたいと考えていますし、それがミッションだと思っています。
そして若手の方にはぜひ京葉ガスの業務だけではなく出向も経験していただき、京葉ガスの外の世界で刺激を受けてもらいたいと思っております。また、私自身昔からガスメーターに携わってきましたので、現在全社で掲げている目標の1つでもある、2030年のスマートメーター導入に向け積極的に取り組んでいきたいです。

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