Issue02 「エネファーム」導入に向けた準備

プロジェクト紹介へ

ガスの未来を切り開く「エネファーム」の登場

営業企画部 販売企画グループ

和田直樹

全く新しい発電システムへの取り組み

ガスから電気をつくりだすという新しい発電システムは、国の後押しもあって開発が進められていました。私たち営業企画部は商品を売るための戦略を立てるのが仕事。この全く新しいガス機器である「エネファーム」は画期的ではありましたが、完全に新しい技術のため、未知の部分も多いものでした。販売に至るまでにはメーカーによる機器の開発はもちろん、我々も他のガス会社との情報交換を行い、「家庭用燃料電池市販化対応検討ワーキング」にて販売開始に向けて検討を行いました。
世間では環境に配慮するのが当たり前という考え方が主流となりつつあり、「エネファーム」の登場はそれを象徴するものでした。

高コスト商品をいかに売るか

エネファームの先進性は環境問題への意識が高まる昨今において画期的なものでした。二酸化炭素の排出が少なく、家庭で発電することにより電力会社からの送電ロスも無いためエネルギーの利用効率も高い。非常に魅力的ですが、その一方でイニシャルコストの高さから最初は販売にも苦労しました。京葉ガスの供給エリアは都心から少し離れた郊外に入ります。住宅価格がそれほど高くない中で、これだけの高額なガス機器を設置しようとする人は多くありません。環境意識が高く、金額よりも環境性を重視した商品を望まれるお客さまもいらっしゃいますが、このようなお客さまはまだ少数派でした。当社は他にも「エネファーム」と同様にコージェネレーションシステムである「エコウィル」や、排熱を利用する高効率の給湯器「エコジョーズ」という機器を販売しています。そのため、「エネファーム」だけに固執せず、この3つを柱にし、お客さまの希望や予算に応じて販売をしていくべきだと考えていました。
販売の助けになったのは政府の補助金制度でした。半額近くが補助されるため、購入を決めるお客さまが増えていきました。また、環境性能の高い住宅を推し進めるハウスメーカーの営業も、このような商品の積極的な販売を行い、商品が知れ渡るとともに次第に販売数も伸びていきました。

「エネファーム」への期待と普及のための販売戦略

営業企画部 販売企画グループ

木村義則

期待値の高かった「エネファーム」

営業企画部で準備が進んでいる頃、私はマンション向けのガス機器の営業を担当していました。「エネファーム」という商品が発売に向けて準備が進んでいることは知っていましたが、マンションは設置スペース等の制約もあり「エネファーム」を取り入れるのは難しい状態。販売前の段階ではその情報を確認するにとどまりました。しかし、これまでにない新しい製品は、現場にいる身としてとても興味深かったことは間違いありません。未知のシステムをどのように売り、普及させていくか。環境配慮の機運と傾向が高まる中で新製品の登場が楽しみでもありました。

積極的なPR、そして普及へ

営業から営業企画部に異動し、販売戦略を立てていますが、認知度の向上と価格面などの問題をどうやってクリアしていくか、まだまだ課題は多いと感じています。まだエネファームの存在自体を知らないお客さまも多いため、あらゆる業務機会を通じてアピールをしており、このような宣伝はこれからも継続していきます。また、政府の補助金制度が販売の後押しとなっておりますが、価格を下げるためには、販売台数を増やし、広く普及させることが不可欠です。「エネファーム」はまだ開発されたばかりの商品ですが、我々の販売努力によってより多くのお客さまがこの商品を通して快適かつ経済的な生活を送れるようにしていきたいと考えています。

生活に密着したガスの良さを販売を通じて痛感

リビング営業部 リビング営業第二グループ ハウジング営業チーム

松井明日香

販売で見えてきた仕事のやりがい

「エネファーム」が導入される前はキッチンやバスルームのリフォーム等に関するガス機器のPRを担当していました。その頃はガスの良さを伝えることがメインでしたので、実際に商品を売ることには携わっていませんでした。現在はハウスメーカーの新築物件に関する営業担当となり、ガス機器を採用していただくことを目指し、ハウスメーカーの担当者向けの勉強会や、時には注文住宅を建てるお客さまとの打ち合わせに同席することもあります。アピールするだけから売る立場になったことで仕事の考え方は変化し、やりがいは強まりました。現在は「エネファーム」という素晴らしい商品の販売に携われることに誇りを持っており、もっと多くの人に知って欲しいと思っています。

人の暮らしを豊かにするガス

販売を担当するようになり、ガスとは何かをより意識するようになったと言えます。私たちガス会社の社員は、ガスというエネルギーについて考えるとき「災害時のリスク軽減」や「環境負荷の低減」という様々な点を意識しますが、お客さまと接すると、お客さまがガスを「生活を快適にするための欠かせないもの」として捉えていることに気がつきます。先日は家にミストサウナを取り付けたいというお客さまの対応をしました。ミストサウナを設置するだけでも十分快適な生活を送ることができますが、「エネファーム」や太陽光発電があれば効率よくエネルギーを使うことができ、かつ環境への負荷も少ない生活が実現できます。ひとりでも多くの方がガスで快適な生活を実現できるよう、今後の営業活動をしていくつもりです。